施工事例

鉄筋コンクリート造3F建て外壁タイル張りマンションにおいて2F外壁部分からの漏水と考えられると言う事で調査依頼がありました。

高圧水により外壁部分に散水しました。

部屋側はコンクリートに壁紙を直貼りの工法でした。壁紙を剥がさせて頂き調査しているとコンクリートのクラック部分から漏水が確認できました。散水は2分ほどでした。

タイル部分にも割れがありコンクリートの割れからタイル割れに発展するケースもあるので割れ部分の下地補修とタイルの張替えを行いました。

既設タイル不良部、斫り状況。

下地補修後、タイルをモルタルで張付けていきます。

打診調査によりタイルが浮いている部分はエポキシ樹脂注入工法により浮きを軽減させます。下地に穴をあけ、樹脂を注入しているところです。

穴をあけてエポキシ樹脂を注入した部分に躯体とタイルを一体化させる役割のステンレスピンを挿入し、硬化させます。

表面の穴はモルタルにて埋め戻します。

最後にタイル目地全体に浸透性防水材と言う透明の液体を塗布します。この防水材はタイル目地セメントの隙間から躯体のコンクリートまで浸透し微細なクラックを埋めて防水する性能があります。

施工完了後3日間、乾燥養生し再度散水調査を実施しました。1時間ほど散水しましたが漏水が無かったので施工完了とさせて今回の漏水経路は単純だった為、比較的簡単に終える事が出来たので良かったです。